住宅・ライフスタイル事業部の中御門です。
カヤノで工事をさせていただいたマンションフルリノベーションで、ご見学いただいた方からも、住んでいただいている方からもとても評価が高いのが『玄関土間を広げた』こと。
目次
マンションにもよりますが築年数が古めのマンションの玄関はあまり広いスペースではありません。
こちらはコープ野村川端町のリノベーション前のお部屋の写真です。
雪のときに撮ったので、スタッフの長靴が並んでいます。
玄関扉に向かって右側のスペースの下駄箱に靴を収納するようになっていますが、玄関が家族の靴であふれてしまう…というのもお客様のお悩みのひとつでした。
また、玄関には陽が入らず日中でも照明をつけないと暗い空間でした。
リノベーション後の玄関。
ちょっと想像してみてください。
写真の左側に玄関ドアがあり、廊下は写真の右側に続きます。
それまでは、玄関と隣の個室、だったところを、個室を狭めて玄関の土間を広げました。
玄関のスペースが4倍くらいになった感じです。
物理的に面積が広くなったのももちろんですが、玄関外の通路側の窓が、個室の中だけのものから玄関土間の窓になり、家の中に入ってくる陽の光の量が格段に多くなりました。
細長い長方形の形状が多いマンションの場合、通路側やバルコニー側から入る光が家の真ん中まで届くということは、とても大きな効果があります。
自転車を、外の自転車置き場ではなく、自室に持ち込みたい、保管したい、と思われる場合、土間スペースがあればOK!
窓下のスペースをフルに使って、造作の靴収納をつくりました。
棚板の高さは靴のサイズに合わせて変えられるようになっています。
壁面に高さを変えられる棚板を設置。
ゴルフバッグやスノーボードの板などを置くこともできます。
雪かきのスコップもこちらに。
板に穴がたくさん開いた「有孔ボード」を壁に施工しています。
好きな位置に金具を引っ掛けると、壁が収納スペースになります。
帽子やリュック、鍵などの定位置にすると、出掛けるとき、帰宅したときのモノの置き方もスムーズになります。
収納だけでなく、グリーンや絵などを飾るスペースとしても生かせます。
玄関ドアを開けると、このディスプレイコーナーが目に入ります。
花や趣味のものを飾ったりできるニッチ、鍵や筆記用具を入れておける物入れも設置。
玄関で対応するお客様にも豊かな気持ちになっていただけます。
靴の脱ぎ履きや玄関の上がり框を上り下りするときに、手をつきやすいよう、造作の手すりを設置しました。
壁に手をつくとその部分だけ黒ずんだり汚れが気になってしまうため、汚れを防止する狙いもあります。
横長の手すりは、傘を掛けたり、フックでバッグを掛けたり、収納としても活躍します。
和室の障子を開けると、玄関土間から部屋に上がれます。
大勢の来客があっても靴の置き場所に困らず、玄関での混雑も起こらずスムーズです。
今回はマンションフルリノベーションの事例でご紹介しましたが、戸建てでも活用できるアイデアです。
最近、玄関の内外に工夫をこらすご計画が増えてきています。
それぞれのお住まいに適した間取りを考えることができるのは注文住宅の強み。
戸建て、マンション、どちらのご計画をお考えの方も、カヤノのモデルハウス、マンションフルリノベーションモデルルーム、新築完成見学会をご覧ください。