住宅
2022/03/10

暮らしづくり日記 Vol.4

このブログを書いた人
茅野直樹(営業推進部)

営業推進部の茅野です。

住んでいる場所、戸建て?マンション?アパート?、もちろん家族の人数、構成や年齢などみんな異なります。

お仕事、車やお持ちの家具や趣味など様々です。住まいや暮らしは以前に比べてとても多様になってように感じます。

その中で、実際の進行中の新築住宅の家づくりを通して、住まいの価値や、暮らしの価値を上げるための工夫の一連の流れを

『暮らしづくり日記』としてご紹介しております。

 

ー光と風と華ー

住まの中で重要なポイントはどこでしょうか。

・間取り

・広さ

・メンテナンス性能

・お住まいの過ごしやすさ(暖かさ・涼しさ)

・収納の量

・動線

・耐震性能(地震に強い家)

・住まいの保証

などなどたくさんご要望を頂きます。

設計するにあたって、住まいに対してヒアリングをさせて頂いておりますが

今のお住まいから悩み事を改善したい!というお話はたくさん頂きます。

今回のY様邸についても、モデルハウスや完成見学会にご参加頂いて設計段階でたくさんのご要望を頂いて設計させて頂きました。

ただ、まずカヤノが重要視して考えている設計としては

・光と風と華

です。

今回は光という点にポイントを絞って書いてみようと思います。

光はまさに太陽の光であり、窓の開口部になります。

今のお住まいで考えてみて頂くと、窓は必ずどの住まいでも設置されていますよね。

東西南北、光の入り方は時間帯によって変化してきます。

例えば、東側から入る光は朝日。朝の朝食を食べながら燦燦と朝日が入ると、今日の活力だったり1日のやる気に繋がります!

規則正しい生活は朝日を浴びて起きるという体のリズムを整える際には重要ですよね。

比較的、お子様のお部屋を東側に設けて設計することで、朝日が昇ったら起きるというお子様の体のリズムを考えて設計すること多いです。

また1日の中で最も光が入る方角は南側。

多くの間取りでも南側にリビングやダイニングを配置するケースは多いです。

リビング・ダイニングは、日中家族が団らんする場所だったりゆったりと過ごす家族の共有スペース。一番取り込みたい光です!

でもなかなか、立地条件の中で隣家があったり、車や人の往来がある場所で南側を空けられないなど、南側に空間が取れずに光が取り込めないケースは多々あります。

そのような場合が、窓の配置の工夫で、ハイサイドライトのように天井面近くから南側の光を取り込んだり、

トップライトのような屋根に光が入る入り口を配置することで取り込むことをします。

 

Y様邸のお住まいも設計段階で光の取り込み方の工夫をふんだんに仕込んでいます。
(写真は過去のモデルハウス:TheHouse2のトップライトから光を取り込んだものです。)

そして光とは陽ざしを取り入れる為のものでもありますが、視線を通す為の役割にもなります。

例えば、四角い箱に窓がついていないものと、四角い箱に窓のように開口をあけてみると、空間の広がり方がものすごく変わってきます。

窓や開口を設置すると視線の広がり方・空間の広がり方が劇的に変わってきますので、

コンパクトなお住まいでも必要な箇所に開口を設けると畳数以上の広がりが感じられ、

ゆとりのあるリビングも開口を設けることでさらに豊かな空間が広がります。

人の視線の広がり方を利用して設計することもとても重要です。

Y様邸のお住まいでは畳数の広さはもちろんですが、人の視線も意識した開口設計しておりますので、

ぜひ体感して頂けると納得感があると思います。

風については外からの取り込める、または吹き抜ける風の通り道があたったら気持ちが良いですよね。

華もお庭に庭木を植えて、窓から揺らぎを眺められたり、四季を感じらえるようなことでできると花や緑などの意味があります。

また住まいの中でも、華というこだわりのポイントを設けてあげることで、

日常の生活シーンの中で豊かさや幸福感が生まれる場所も大事に設計しております。

Y様邸てもリビングダイニング空間の上部に設置した製作した棚もその一部です。

次回は、設計した図面を元にどのように工事が進んでいるのかご紹介致します!

 

 

このブログを書いた人
茅野直樹(営業推進部)

大学生時代、イタリアの家具見本市ミラノサローネに行ったのがきっかけで、家具との暮らし、空間表現の楽しさを知り、建築を志すように。インテリア学校卒業後、東京の設計事務所、ハウスメーカー従事後、新潟に戻り、現在に至る。

ワクワク夢が描けて気分が盛り上がる本:渋沢栄一著 論語と算盤 ・ モーリスセンダック著 かいじゅうたちのいるところ。