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レッドウッドは杉科に属するセコイアの仲間で、学名セコイア・センベルヒレンズといいます。
そのセコイアは恐竜の時代には日本にも生息していました。
しかし、恐竜が絶滅し、繰り返される氷河時代のなかでセコイアの仲間は淘汰されました。
現存するセコイアの仲間は、このレッドウッドを含めて世界で2種類しかありません。その名前の由来ともなっている表面の赤い色は、幹の中にある酸性の成分(タンニン)によるものです。体内の酸性度が高いことから、レッドウッドには虫がつくことは殆どありません。枯れた後、暴風や落雷によって倒れた後も何十年も腐ることがないのです。
暴風か落雷によって倒れたレッドウッド。国立公園や、周辺の森ではこんな光景が多くみられます。 倒木も腐らずに何十年もその姿を変えることなく、存在感を十分に発揮しています。
倒木からも新しい生命が誕生します。この生命力こそが現在まで生き残り『樹木の化石』と呼ばれている所以なのです。
こちらは直径約4mの倒木です。樹齢は200年を超える巨木です。倒れてからも100年近く残るレッドウッドの強さに魅了されます。 また、倒木からも新しい生命が生まれる光景が見えます。
映画「ジュラシックパーク」や「スターウォーズ」の撮影にも使われたレッドウッドの森。 このような幻想的な雰囲気が360度パノラマで広がっています。
100周年迎える我々は、木挽き職人から始まり、木材の目利きとした材木屋として、さらに暮らしの視点からをトータルにライフスタイルをご提案するものとして、
100年使い続けられるこの素材を、歴史や実例をまじえながら、このマガジンの中でご紹介していきます。