住宅・ライフスタイル事業部の中御門です。
今週末もコープ野村川端町A棟2階と7階でフルリノベーションしたお部屋をたくさんのお客様にご見学いただきありがとうございました。
今日は東京では雪が降り、冬のような寒さに桜の開花も足踏み状態。
コープ野村川端町A棟からの桜の見頃は来週でしょうか。
フルリノベーションした2階のお部屋のリビングの壁に貼った煉瓦タイルが醸しだす落ち着いた雰囲気、改めていいな・・・思いました。
周囲の壁が白く、煉瓦タイルのグレーが引き立ちます。
煉瓦タイルの焼き上がりの色の微妙な濃淡も奥行を感じさせます。
フィンランドの建築家アルヴァル・アールト(Alvar Aalto)の作品からヒントを得て考えた、と設計担当の八木が申しておりました。
この煉瓦タイルの壁、きれいだな、と感じるワケは色合いだけではありません。
割り付け、もその理由です。
タイルを貼っている部分の、壁から壁、床から天井(梁下)、それぞれ端から端まで、きれいにタイルが納まっています。
これは決して偶然ではなく、タイルの寸法、目地の寸法を考え、半端なサイズのタイルを使うことなく納めるように考えた結果です。
上の写真はタイルは長手方向を横にして貼って仕上げた例です。
キッチンの前をタイルで仕上げる。
どんなタイルを貼るか、どこまでタイルにするかなどをお客様といろいろ打合せをし、図面に描いたものが上の状態です。
図面をもとに、現場では職人さんが仕上げてくださいます。
まずは、床に置いた板の上でタイルを並べてシミュレーション。
写真の左に写っている方が左官屋さん、右に写っている方が電気屋さん。
電気屋さんは壁に取り付けるコンセントの位置を確認しています。
タイル貼りが始まりました。
まずは下地のシーラーを塗って、タイルを一枚一枚貼り付けていきます。
棚板やコンセントとの取り合いを考えながら進め、こんな感じに貼りあがりました。
目地はこれからです。
完成したのがこちらの姿。
オーク色のキッチンの扉や棚板とグレー色のタイルの組み合わせがクールな印象です。
お客様がお住まいになってから写真を撮らせていただきました。
ニッチの部分の奥の壁にタイルを貼られた例。
グレーのタイルにガーベラのオレンジがとても映えます。
タイルの前には、お花や植物が似合う。お互いに引き立てあうようです。
モデルハウスやマンションのモデルルーム、『住まいの鑑賞会』でぜひいろいろな施工例をご覧になってください。