住宅・ライフスタイル事業部の中御門です。
家の間取りを表すときに、『〇LDK』という表現の仕方がよく使われます。
LDKはつながった空間につくられることが多いので、プラス、個室が何部屋あるかで表され、寝室が2部屋と和室がある場合は「3LDK」という感じです。
カヤノで戸建て住宅の新築やマンションフルリノベーションを計画する場合、この『〇LDK』で表現しきれない間取りになることがよくあります。
カヤノのモデルハウスをご覧になったことがあればその感覚がわかっていただけるはず。
県庁近くの『Concept House』(コンセプトハウス)、
クロワッサンの店の隣の隣の『Conserve House』(コンサーヴハウス)
をどうぞご見学ください。
完全に壁で仕切られている部屋が必要な場合もありますが、目隠しは欲しいけれどしっかりと仕切られていなくてよい場合があったり、縦に横につながりがある曖昧に仕切られた空間になっている場合もあるからです。
部屋の仕切り方(間仕切り)について考えてみたいと思います。
画面いっぱいに写っているオリジナルの製作家具の向こう側は、寝室です。
リビングと寝室が隣り合っています。
完全に壁で仕切るのではなく、収納兼ディスプレイの家具が部屋の仕切りになっています。
上部は空間が開いていますので、光・風の流れがあります。
天井まで完全に仕切られているよりも空間が広く感じられます。
寝室の壁に室内窓を採用した例です。
室内窓については以前ご紹介したことがありますが、リビングと寝室は壁で仕切られていますが、室内窓を設置したことにより閉鎖感のない寝室が生まれました。
現在公開中のマンションフルリノベーション物件のお部屋。
寝室とリビングの間が透ける素材のカーテンで仕切ることができるようになっています。
リビングダイニングから見たときに、カーテン越しにベッドやライトがあるなということはわかります。
寝室から見たときです。
カーテン越しに窓の外の様子がうかがえます。
休日などベッドでゴロゴロしながら、今日はお天気がよさそうだから出かけてみようかとのんびり考えたりできる間取りです。
上の写真の寝室の、キッチンとの間の仕切りがルーバーなっています。
これはウッドワンのパーティションウォールという商品を採用しています。
店舗などでも取り入れられている商品ですが、向こうが見えないわけでなのだけれど、仕切られている感覚が作り出せます。
透ける素材のカーテンとルーバーのパーティションで囲われた寝室。
寝室として個室になっていますが、LDKとのつながりのあるワンルームにも感じられる空間が出来上がっています。
日本には伝統的な間仕切りがあります。
襖や障子といった建具。
玄関に続く和室の建具を障子にした例です。
障子を開けていると玄関の空間が広がり、靴を脱いで和室からも上がれるようになります。
廊下も畳みが続いて広がります。
障子を閉めると独立した和室として使うことができます。
木の枠に薄い和紙を張った障子は、光が透過・乱反射し、外からの自然光を柔らかく室内に取り入れることができます。
障子の木の枠のデザインも自由につくることができます。
広くない和室で障子を閉めても、自然光が入ると狭さを感じにくくなります。
部屋の仕切り方、空間のつくり方、いろいろなアイデアを実現しませんか?
モデルハウスや見学会などにお越しいただいてぜひ体感してみてください。