こんにちは。クロワッサンの店の岩野です。
本日は、夏の残暑を感じる天候でした。
これからは赤ワインが飲みたくなる季節ですが、
天候によってはまだまだザクザクと白も飲みたいです!
おすすめのワイン、ご紹介します!
先ずは、本日入荷のフランク コーネリッセンから。
フランク コーネリッセン(イタリア・シチリア)
~生産者情報~(輸入元ヴィナイオータより)
以前はベルギーやオランダへのワイン輸入の仕事や、豊かな語学力を駆使しインポーターにワイナリーを紹介するエージェントの仕事をしていたフランク・コーネリッセンが2001 年ヴィンテージよりエトナ山麓で自らが理想とするワイン造りを始めた。
人的関与を極限まで廃したテロワールの昇華とでも言うべきワインとオリーヴオイルの生産を目指す。
無施肥による栽培、農薬もボルドー液でさえも基本的には使用しない(2001年と2004年は完全に不使用)。
2酸化硫黄も完全無添加のままノンフィルターでボトリングを行う。
マグマは単一畑の厳選されたネレッロマスカレーゼから最高の年にのみ造られるワインで、ロッソ デル モンジベッロ(2005 年からムンジェベル)はネレッロマスカレーゼ100%の、複数の違った畑のブレンド、そして時には複数ヴィンテージをブレンドしたワイン。
ロッソ デル コンタディーノはマグマやモンジベッロに使われることのなかったネレッロマスカレーゼに、畑に一緒に植えられている他のありとあらゆるブドウ(サンジョヴェーゼ、ミネッラネーラ、カリカンテ、ミネッラビアンカ、カタラット、グレカニコドラート)を混醸したワイン。収穫したブドウを翌年1月まで屋外でマセレーションを行い、圧搾後はセラー内で、プラスチック容器で熟成させ、春頃にボトリングを行なったもの。
左:ムンジェベル ビアンコ2018(白)¥6,600税込
品種:グレカニコ、カリカンテ
春から夏にかけて、雨が非常に多く、とても涼しいヴィンテージだった2018年。あまりにも繊細なブドウだったため、醸造を始めて18ヴィンテージ目にして初めて酸化防止剤を使用しました。そんな厳しいヴィンテージの中で、フランクが最良のワインと考えているのがこのムンジェベル ビアンコ。深さと熟成のポテンシャルを秘めたワインとの事。
中央:ススカール ロッソ2018(赤)¥3,960税込
品種:ネレッロ マスカレーゼ、ネレッロ カップッチョ、アリカンテ、ミネッラネーラ&ビアンカ
ネレッロマスカレーゼと、畑に一緒に植えられている他のありとあらゆるブドウを混醸した繊細な味わいのワイン。2003から2016ヴィンテージまでコンタディーノを名乗っていたワインが、2017からススカール ロッソという名前になりました。非常に儚く繊細な味わいのワインです。
右:ススカール ロザート2019(ロゼ)¥3,960税込
品種:マルヴァジーアを中心とした白ブドウ、ネレッロ・マスカレーゼ
マルヴァジーア、モスカデッラ、インゾーリアに少量のネレッロ マスカレーゼをブレンドして造るロゼワイン。2019年は、2018年という天候的に非常タフな年と比べると、非常にジェントルで穏やかといえる天候で、収穫時期の天候もおおむね良好で、収穫もサクサクと進み…ところが、ブドウの房を良くチェックしてみると、十分な熟度に達していない粒があることにフランクは気が付きます。未熟な粒の除去に膨大な時間はかかったけど、ワインのクオリティを上げるのに選別台が大きな役割を果たした年との事。
カンティーナ ジャルディーノ(イタリア・カンパニア)
~生産者情報~(輸入元ヴィナイオータより)
エノーロゴであるアントニオ デ グルットラを中心として、6人の仲間が共同出資して始めたワイナリー。
それまでも仲間内の自家消費用にブドウを購入し、2000本程度のワインを醸造していたのだが、タウラージ生産地域のブドウ栽培農家が、新しく畑を仕立て直す農家対象の助成金を得るために高樹齢のブドウを抜いていく現状に危機感を感じた彼らは、2003年からワイナリーとしてのワイン生産を始める。
タウラージ生産地域は地価が高く、若い彼らは畑を買うことを断念、信頼の置けるブドウ栽培農家から購入したブドウで生産することに。樹齢の古いブドウ樹は、若い樹に比べると収量が少なくなるため、ブドウを売って生計を立てている農家としては生産性の高い畑に仕立て直すことは魅力的に思えるわけだが、アントニオは伝統的なブドウ樹の仕立て(ラッジエラ・アヴェリッネーゼ)、高樹齢の樹などの持つ文化的価値を農家に認識さしてもらおうとしており、あえて歩留まりの悪い高樹齢の樹を守る対価として、市場価格よりも高額でブドウを購入するようにしている。もともと畑で除草剤などの化学的な薬剤を使用していなかった農家に、草生栽培や無肥料での栽培など、さらに踏み込んだ農法を依頼しより高品質のブドウを生産してもらっており、それまでは生産したブドウを売っていただけのそれら農家は、アントニオの醸造面、マーケティング面での援助により、自らワインを生産し、ボトリングするまでになっていて、双方にとって有効かつ建設的な関係が築かれている。すべてのワインは、無清澄、ノンフィルターでボトリングされている。
右:『トゥ』 ヴィーノ ロザート2020(L.2020S)(ロゼ)¥3,630税込
品種:アリアーニコ100%
醸造:セメントタンクで醗酵&熟成
中央:『ナ』 ヴィーノ ビアンコ2020(L.2020B)(白)¥3,630税込
品種:コーダ ディ ヴォルペ90%、グレーコ10%
醸造:セメントタンクで醗酵&熟成
NA TU RE(ナ トゥ レ)シリーズ2020
諸外国ではレストランやワインバーなどでグラスワインとして使われることが多かった、マグナムにボトリングされる彼らのヴィーノビアンコ&ロザート&ロッソ。
2020年は多くの国でロックダウンが実行され、レストランは休業、その分家飲み需要が増えると踏んだインポーターからの依頼で、一部のワインを750mlでボトリングすることにし、白をNA、ロゼをTU、赤をREと名付けます(3つ合わせてNATURE=ネイチャー!)。
今回届いたのはNA TU REシリーズの第2弾で、第1弾がブドウも仕込みもマグナムでボトリングされたものと全く一緒だったのに対して、第2弾はマグナムのワインとは少々違った仕立てになっています。白、ロゼ、赤共にブドウは全く一緒のものを使用、短期間の醸し醗酵な点も一緒なのですが、NA TU REシリーズはセメントタンクで醗酵&熟成させたのに対し、マグナムは栗製の大樽で熟成。NA,TU,REですが、それぞれ240本の入荷
左:グル グル2020(L.2020G)(白)¥3,630税込
品種:コーダ・ディ・ヴォルペ
長雨の影響を受けたコーダ ディ ヴォルペを単体でボトリングしたもの。
SI WIに使われたコーダ ディ ヴォルペ(以下CV)で造る、カンジャル的グルグル(ゴクゴク)ワイン。モンテマラーノ村(イル カンチェッリエーレもこの村にあります!)に5haのブドウ畑を購入した際、斜面下側の一部の区画のブドウを抜き、新たにブドウ苗を植えまして、その中にはCVも。この樹齢の若いCVの糖度がなかなか上がらず、収穫を待っていたところ、3週間に渡りほぼ毎日のように雨が。カンジャルの2020シーズンとしては、最後の最後にあたる11月9日に収穫したものの、長雨の影響を受けたブドウで造ったワインは、アルコール度数が10%にしか達せず。雨の前に収穫された高樹齢のCVのワインとはあまりにも違いすぎると判断し、パスキに使うことは断念し、単体でボトリングすることに。おそらくですが、最初で最後のワインとなるかと。
(輸入元ヴィナイオータ資料より)
いづれも希少なワインでもあります。
入荷本数が限られておりますので、お早めにどうぞ‼
是非、ご来店をお待ちしております。