やっと雪が融けたと思っていたら、また積もってしまいましたね。
今日の晴れ間には青い空と強い日差しが雪に反射してまぶしいくらいでした。
太陽さんどうか頑張って雪を融かしてください!
先日、住宅スタッフ数名でフランスへ研修へ行って参りました。
滞在と視察はパリ市内やその周辺だったため、パリの街並みやいわゆる観光名所も堪能することができました。
バスの中から街並みを眺めているだけでまるで映画の世界のよう・・・。
帰ってきた今はまるで夢を見ていたかのようです!
その中から本日はノートルダム大聖堂のお話をさせていただきます。
皆さまも名前は聞いたことがあると思います、ノートルダム大聖堂。
ディズニー映画の『ノートルダムの鐘』でも有名ですね。
ノートルダム大聖堂は初期のゴシック建築を代表する建物で、ローマ・カトリック教会の大聖堂。
世界遺産にも登録されておりますが、現在でも通常通りミサなどが行われています。
なかなか写真では伝わりにくいですが内部は高さ33mもの大空間。
入った直後はこんなにも天井が高く、広い空間ということにまずは圧倒されてしまいました。
空気はひんやりとしていて、人がたくさんいるはずなのに不思議と静か。
寺社仏閣と同じように荘厳な空気が漂っていますがなぜか落ち着くような、ずっとここにいたいと思わせる空間でした。
外部・内部ともに精巧な彫刻がいたる所に施されていました。
外観の中央門には『最後の審判』が描かれています。
ガイドさんから教えていただいたのがステンドグラスは下から見ること。
こちらのステンドグラスにはキリストの一生がお話のように描かれており、
下から順に見ていくとキリストが生まれてからの一生が言葉が分からなくても理解することができます。
まだまだ見どころ、お伝えしたい箇所がたくさんありますが、最後にガーゴイルのお話を少し・・・。
今回の視察では時間がなく、屋上まで上ることができませんでしたが、屋上へ上るとこんな面白いものも見ることができます。
ゴシック建築では有名なガーゴイル。
こちらは雑誌に載っていたもので、実際には見ることができず残念でした。
大変分かりづらいですが外部のいたる所に町を見下ろすように施されています。
ガーゴイルは怪物などをかたどった彫刻ですが、実は雨樋の役割をはたしています。
学生時代の恩師から日本の建築と西洋の建築の大きな違いとしてガーゴイルの話を聞きました。
西洋では建築的な機能を持つものでさえデザインされ、芸術になる。
改めて今回の研修でそれを実感することができました。