こんにちは。クロワッサンの店 川端町店の岩野です。
温かい食べ物が恋しい季節になりました。
お店の鍋コーナー、新商品も入荷しております!!
そして、
新米の美味しい季節ですが、
『そば米』もいかがですか!!
そばの実のダイエット効果などが取り上げられていますが、
そば米もとっても美味しくて、からだに優しいです。
国産の食品を多く取り扱っていますが、
最近注目のそば米。
お店にもご用意ございます。
そば米とは、「そばごめ」もしくは「そばまい」と読み、蕎麦の実をゆでて乾燥させ、皮をむいた状態の雑穀の一種です。お米に例えるなら、玄米の外皮を取り除き、白米の状態にしたものがそば米と言えます。
蕎麦の香りとプチプチとした特有の食感が特徴的です。
徳島県(祖谷地方)、山形県酒田市など一部の地域でも伝統的に食されています。
蕎麦の実はとてもデリケートで砕けやすく、皮だけををむくのは非常に困難です。
そのため、そば米の製造には”蕎麦の実をゆでて乾燥させる”という工程があり、この工程を経ることで外皮のみをむくことが可能になります。
ちなみにゆでるのは水の状態から。さらに、水温が上がって外皮の口が開くタイミングを逃さず塩を投入し、その後取り出して乾燥させます。
この工程を経ることだけでも手間がかかるのに、塩を入れるタイミングと乾燥の状態(乾燥しすぎていても、水分が抜けていなくてもダメ)によって風味も違えば、外皮のむきやすさも違い、最適な状態に仕上げるには長年の経験も必要になります。
このように、そば米は製造するのに非常に手間暇がかかる雑穀なのです。
1、糖尿病の予防
食物繊維の他、蕎麦に豊富に含まれる『ルチン』は血管を強くし、血流を正常に保つ効果が認められています。
このはたらきが作用し、血圧を調整したり血液の状態をサラサラな状態に保つことで血糖値が安定し、糖尿病の予防に効果があるとされています。
そば米は植物性タンパク質も豊富です。
この植物性タンパク質を、種類・含有量共に豊富なビタミンB群が分解し、睡眠ホルモン『メラトニン』や精神を安定させる幸せホルモン『セロトニン』の産生を促します。
したがって、質の高い睡眠を促したり、ストレス緩和に効果があると考えられます。
糖質や脂質を分解してエネルギーに変えるビタミンB群を含むため、肥満予防に効果があります。
中でも、悪玉コレステロールの生成を阻害するはたらきのあるナイアシンの含有量が豊富です。
そば米に含まれる『ルチン』は、タンニンやカテキンなどのファイトケミカルと結合し、脳細胞を活性化する作用が認められています。
また、そば米の植物性タンパク質は脳内伝達物質のはたらきを活性化する働きもあり、記憶力アップやアルツハイマーの予防などに効果があります。
そば米の豊富なナイアシンは胃腸などの消化器官の粘膜を
胆汁酸、ホルモン、細胞膜など主要な合成に関わり、
白米の約5倍という豊富な食物繊維と、蕎麦に特異的に含まれる『コリン』というビタミン系の成分が腸に作用し、便秘を解消する効果があります。
そば米には多彩な栄養素が含まれていますが、特にビタミンB群が豊富です。
しかしビタミンB群は水溶性の成分で、調理をする際に茹で汁に成分が溶け出してしまうため、そば米そのものを食べるのはもちろん汁ごと全部食べるようにするのが、そば米の栄養素を効果的に摂るコツです。
汁ごと摂るとそばの栄養がたくさん摂れるということで、汁物がおすすめです。
例えば、そば米汁。
そば米をたっぷりの熱湯で柔らかく茹でます(指でつぶれる程度)。
そして、ザルに打上げて水洗いしたものを汁物と一緒に一煮立たちさせて出来上がりです。
鶏肉やごぼう、こんにゃくなどのけんちん汁などに入れても美味しいです。
☆そば米ぞうすい・・・徳島の郷土料理
鶏肉・野菜などを塩またはしょうゆで味付けして煮立て、別にゆでたそば米を加えて煮立てます。
☆ゆでたそば米は色々な料理にお使いいただけます。
サラダのトッピング。ギョウザの具材。味噌汁やお吸い物、スープ、ミネストローネ。
手作りの雑穀パンやクッキー。
☆白米に混ぜて、そば米ごはん
白米2合にそば米を大さじ3を入れて洗米し、少し多めの水で炊飯してください。
*そばアレルギーの方はお召し上がりにご注意下さい。
新米の美味しい季節です。
汁物に、あるいはお米と一緒に炊いてお試しいかがでしょうか。
簡単に作れて、腹持ちもいいのでお夜食など
少しだけ食べたい時に便利だと思いました。
ぜひ、お試しください!!