こんにちは、住宅ライフスタイル事業部の野口です。
地鎮祭の最後に神主さんから手渡されるものがあります。
「鎮物」(しずめもの)と呼ばれるものです。
神社によって桐の箱に入っていたり、お札状だったりと形状はまちまちですが、
工事の安全と、その土地の守り神として敷地の中央に埋めるものです。
本当は工事を始める前に埋めるのが一番良いのでしょうが、
実際は基礎工事が始まれば重機で土を掘り起こすので、
その鎮物が乱雑に扱われることになります。
ですから、ある程度基礎が出来て、
土の埋戻しをする時に一緒に埋めます。
地鎮祭でお預かりした鎮物はこのようにきちんと埋めています。
さて、気になるその中身ですが・・・。
残念ながら見たことはありません。
こういうものって開封するとバチが当たりそうで怖いですよね。
そこで、以前、神主さんに聞いてみたんですよ。
中には人型や鏡、刀を模した紙が入っているようです。
昔は工事の安全を祈願して生きたままの人を「人柱」として埋めたなんて話も聞きますので、
きっとその名残りだったりするんでしょうね。
何れにしろ工事の安全と、これから建てる家が栄えるようにと
願いが込められていることは間違いありません。
お預かりした鎮物は責任を持って全てきちんと埋めさせて頂いております。