有機JASマークについて調べてみました。
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岩野優子(住宅ライフスタイル事業部)
こんにちは。クロワッサンの店の岩野です。
今日から新年度。気持ちも新たにスタートします!
お店の商品も新しいものが増えてまいりました。
最近人気の商品は、こちらです!!
ノースカラーズの『おいしい純国産シリーズ』です。
美味しい理由はこだわりにあります。
調味料(アミノ酸)・人口甘味料・合成保存料・着色料・香料を一切使っておらず、
原料のすべてが国産のものを使っている点です。
ノースカラーズのコンセプトはとても説得力があります。
安心安全な国産原料の普及と、食料自給率の向上を目指しているとのことです。
例えば、揚げ油は国産の米油を使っている点です。
パッケージにも紹介されています。
一般的な揚げ油は、安価な外国産パーム油を混合して作られています。
パーム油とは、食用油とするほか、マーガリンやショートニング、石鹸にまで使われています。
日本におけるパーム油の大量使用は、東南アジアでの熱帯雨林の破壊を進行させており、環境へ深刻な影響を与えています。先住民を苦しめゾウやトラ、オランウータンなどの野生動物の住む豊かな姿を、減少させつつあるのです。
安心できる企業の商品だと消費者側からも感じ取れます。
なので、美味しい!につながるのだと思います。
お店にはこだわった食品を取り揃え、
できるだけ安全で真面目な企業の商品を扱いたいと考えています。
今更ですが、JASマークって⁉
お店の商品はJASマークが付いた商品が多いです。
しかし普段からJASマークが付いているから安心なんだな!
と、理由も分からず手にしていました。
JASマークってなんですか?池上先生‼
と、聞きたいところですが一人で粘ります!
【JASマーク】
JASとは「Japanese Agricultural Standard」の頭文字をとった略称で、日本農林規格を意味しています。
この規格は、国内市場に出回る食品や農林水産品の品質や作り方を、一定の水準にそろえるための基準です。
クリアしたものは、「農林物資の規格化等に関する法律」にもとづいて品質を保証され、規格証票をつけて出荷・販売できます。
JASマークとはこの規格証票で、第三者の認証機関がおこなう検査に合格したものに、任意で貼りつけられます。
マークの下には、検査をおこなった機関の名称が記されています。
とのことです。
JASマークといっても、いろいろな種類があることに気づきます。それぞれどのよう規格で、また代表的な食品をご紹介します。
<一般JASマーク>
品質に関する規格で、色・香り・味・水分・強度などについて規格を満たしているものにつけられます。
食品においては即席めん、しょうゆ、醸造酢、マーガリン類、ジャム等の39品目について159規格が制定されています。ほかにも林産物については集成材、合板、フローリング等にもJASマークが利用されており、全体で65品目について207規格が制定されています。
特級・上級・標準と3種類のランクに区分されています。
<有機JASマーク>
化学肥料や農薬を使わずにつくった有機農産物や、有機農産物と同じようにつくったエサを食べさせて育った家畜の肉・卵・乳などにつけられます。例えば化学合成肥料や農薬を使っていない農産物や加工品であったり、有機農産物で作った飼料を食べさせて、ストレスなく自由に育った畜産物(家畜の卵や乳、肉など)に付けられるマークです。
有機農産物・有機加工食品・有機畜産物が対象です。
<特定JASマーク>
たとえば、地鶏肉は飼い方、熟成ハムは熟成期間といったように、特別な生産や育て方に対して定めた水準をクリアしたものにつけられます。
代表的なものは、熟成ハム・熟成ベーコン・熟成ソーセージ・地鶏肉などです。
<生産情報公表JASマーク>
だれが、どこで、どのように生産したかなど、食品の情報を消費者に提供する水準を満たすものにつけられます。
生産情報を公表している牛肉や豚肉、豆腐、養殖魚などが対象です。
<定温管理流通JASマーク>
製造から販売まで一定の温度を保って流通させる、流通方法に特色がある加工食品につけられます。
米飯を使った弁当やチャーハン、寿司などが対象です。
【有機JASマーク】
お店には有機JASマークが付いた商品が多いです。
日本では、化学肥料を使わず有機肥料で育てた農産物であれば何でも「オーガニック」と呼べるわけではなく、その言葉の使用には条件があります。
有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、その結果、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
【有機JASマーク】付きのものだけが「オーガニック」や「有機」という言葉を使っていい農産物。
反対に、【有機JASマーク】が付いていないものは、たとえ化学肥料を一切使用せずに育ったものであっても「オーガニック」や「有機」という言葉を使うことはできません。
この「有機JASマーク」がない農産物と農産物加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。
ここ数年、消費者は食の安全性を強く求め、農薬や化学肥料を使わない有機農産物のニーズが高まっています。それに伴い「有機」と称する野菜が市場に氾濫するようになり、「有機」農産物への信頼性がすっかり失われてしまいました。
そのため1992年、農林水産省は「表示ガイドライン」を制定し、表示の適性化を試みましたが、法的な拘束力を持たず罰則規定もなかったため、あまり効果がなくかえって混乱することになりました。店先で「有機無農薬」「自然栽培」「天然栽培」など様々な表記が氾濫し、違いがわかりづらい現状になってしまいました。
有機JASには時間もコストも労力もかかります。
【 有機栽培 】
- 農薬を使わない
- 化学肥料は使わない
- 肥料を使用する場合は有機肥料のみを使用する
【 有機認証 】
- 圃場は最低3年以上農薬を使っていない
- 有機肥料であっても化学薬品や重金属が含まれないものを使用する
- 栽培によって環境を破壊しない
- 労働条件を厳守している
- 環境・衛生管理の整備
- 上記に関する管理プログラムの制定とその実施
- 上記に付帯する全ての事項に対する第三認証機関による検査と認証及び年次更新
以上のように食の安全確認はもちろんのこと、自然環境や働く人々にまで配慮した厳しい条件をクリアして初めて有機栽培農産物となります。
有機JAS認定は非常に厳しい条件下で認証を受けているということになります。
安心できるものを選択していくことはとても難しいですが、基準になるものがあるということはとてもありがたいと思います。
皆様の丁寧な暮らしにお役に立ちできますよう、商品選びもこだわってまいります。
このブログを書いた人
岩野優子(住宅ライフスタイル事業部)
丁寧に生きる事、日々自分自身を作り上げていく事を大切にしたいと思います。
クロワッサンの店で買ってよかったもの:かまどさん
極めたい料理:煮魚
衝撃的なワイン:ビアンコムーニ2012(だったか?)開けて1ヵ月後のものを飲ませてもらった時、何か突き抜けた!自然派とはこんな感じか~‼と、味というより感覚が忘れられません。