住宅・ライフスタイル事業部の中御門です。
今日は照明のこと、その中でもペンダント照明にスポットを当ててご紹介したいと思います。
ペンダント照明は、コードの長さ調整ができて空間演出の幅を広げることができる照明器具。
ダイニングテーブルの上や対面式のキッチンのカウンターの上などに設けることが多いです。
目次
ゴールドの色が印象的な照明、小ぶりなものを3灯並べています。
レンガタイルを張ってしっくり塗りで仕上げた壁に映えます。
こちらは、現在コープ野村川端町A棟で公開中のマンションフルリノベーションのモデルルームでご覧いただくことができます。
ゴールドの傘に映りこむ自分の顔が好き、と言っているスタッフもいました。ぜひお試しください。
こちらはルイスポールセンの照明器具を2灯設置しています。
ガラスの傘を通す光が柔らかく照明器具全体を浮かび上がらせます。
こちらはテーブルの上に1灯のペンダント照明の事例。
ダイニングテーブルの形もスクエアに近い形で、その真ん中に設置しています。
壁際にテーブルを置くのに合わせた照明器具の位置。
壁に照明の光の広がりが映り、明るい部分、暗い部分、壁に陰影ができ奥行きを感じます。
いずれもライティングレールを天井に取り付け、そのレールに照明器具を取り付けるタイプのペンダント照明です。
ライティングレールの中で位置を移動することができます。
家具の配置を変えたときに照明器具を移動できたり、照明器具を追加することもできるライティングレールは、使い方の汎用性があっておすすめです。
照明器具の傘の色に注目。
イエローとブルーグリーンの傘のものを1灯ずつ設置。
遊び心がありますね。
カウンターの上のエスプレッソカップにも注目。
色がリンクしている!
お部屋の中には他にもリンクしているものがありました。
建具の色に注目。
手前は寝室側の引き戸でブルーグリーン。
向こう側は洗面・トイレの引き戸でイエロー。
あれ、ここにも色がリンクしているものが。
歯ブラシホルダーもなんと同じ色でした。
トイレの照明をペンダント照明にするのも遊び心があります。
先ほどご紹介した洗面・トイレのイエローの引き戸を開けると、黄色いコードのペンダント照明がトイレを照らしていました。
こんなトイレ空間の事例も。
上の写真では壁紙の柄も印象的ですが、照明器具をクローズアップするとこんな感じ。
こちらの傘は真鍮でできています。
金工作家として活躍されている中村ヨウイチさんの作品。
細く伸ばした真鍮を何度も何度もクネクネ曲げてつくられているデザイン。
同じものは2度とつくれない、一品ものです。
中村ヨウイチさんご本人にも設置しているところをご覧になっていただいたことがありますが、トイレに使うとは思っておられなかったようで驚いておられました。
先ほどライティングレールのお話をしましたが、どんな照明器具を使うかでお部屋の雰囲気が変わります。
ライティングレールにスポット照明を設置した場合と、ペンダント照明を設置した場合を見比べてみてください。
同じ角度からの写真でなくてわかりにくいかもしれませんが、印象が変わります。
特に下のペンダント照明では、部屋全体の照明はつけずこのペンダント照明の光だけにした場合、浮かび上がった照明器具の形と、照らされている部分とそうではない部分の陰影差が雰囲気を醸し出します。
スポット照明の場合は、照明器具の角度を変えて照らす場所を変えることができるので、壁面に額を飾ったりしたときは、そこに照明が当たるようにして演出することができます。
ペンダント照明は、チェーンやコードで天井から吊り下げる照明器具なので、照明位置が低く、照らす範囲が狭いという特徴を持っています。
照明位置が低いので、照らす対象物との距離が縮まって、照射の威力が上がりコントラストの強い光で照らして演出効果が高まります。
ダイニングテーブルの上にペンダント照明を取り付ける場合、テーブルから傘の下までが80㎝程度がおすすめです。
北欧ではもっと低く60~65㎝程度と言われています。
などを考えてよい高さをみつけてください。
照明器具にはいろいろな種類があります。
モデルハウスに足を運んでいただき、ぜひ空間で体験してください。