食と料理
2021/02/04

自然派ワインについて

このブログを書いた人
岩野優子(住宅ライフスタイル事業部)

こんにちは。クロワッサンの店の岩野です。
私は、ワインと食品の担当をしております。

クロワッサンの店 新潟店にはワインを販売しております。
ご存知ではない方もいらっしゃると思いますので、
今回はお店で販売しているワインについてご紹介をさせていただきます。

 

『ヴィナイオータ』のワインを取り扱っております


お店ではイタリアワインの輸入業者『ヴィナイオータ』のワインを取り扱っております。
ヴィナイオータのワインが取り扱っているワインは、自然派ワイン(仏語:Vin nature,ヴァン・ナチュール)と言われています。

このところ、自然派ワインを売りにする飲食店やワイン店が増えていますので、「自然派ワイン」「ビオワイン」「有機ワイン」「無添加ワイン」……きっとどれかは口にしたことがあるのではないでしょうか?

「自然派ワイン」という表現は、可能な限り自然に寄り添い、自然の力を存分に引き出せるように作られたワインに使われることが多いです。ぶどうの底力を引き出し、それを最大限に生かしてボトリングをされているものが多いため、味わいがとてもピュアだったり、パワフルだったり、それまでのワインに持っていたイメージを覆してくれるのが大きな魅力です。

また味はもちろんのこと、土地や環境のことを考え手間暇かけて作られているということ。

雑誌『dancyu』2015年12月より

 

『ヴィナイオータ』というと、ご存知の方には名の知れたインポーター(輸入業者)です。
ヴィナイオータの太田久人社長に触れると理由が分かる気がします。

ヴィナイオータ社の理念


ヴィナイオータは…インポーターです。

同時にヴィナイオータは、僕オータの想いや考えを表現するための場でもあります。

ワインを中心に、生ハム、パスタ、穀類、オリーブオイル、バルサミコ酢やジャム等の保存食も扱っているのですが、それら物質的なモノだけにとどまらず、それらが生み出された背景にある、造り手の想い、哲学、理念さえもしっかり輸入したいと本気で考えているインポーターです。

自然に対して畏怖の念を抱いているのなら、自然環境に最大限の敬意を払った農業を心がけるでしょうし、ヴィンテージやテロワールなど、その年、その場所、その土壌の“自然”が余すことなく反映されたワインを理想とするのなら、醸造時に過剰な介入はしないでしょう。

不思議なことに、このように造り手が“我”を捨てて、その時、その瞬間の良心に従ってできたプロダクトには、唯一無二の個性が付与されます。

年の個性、土地の個性、品種の個性、そしてヒトの個性…

ヴィナイオータは、そういった造り手の良心、覚悟、情熱などが詰まったプロダクトがもたらす感動を皆さんと共有すべく、熱苦しくご紹介することをモットーとしているインポーターです。

ヴィナイオータ代表 太田 久人

 

私もお会いしたことがあります。
一言では言い表せられないですが、言葉に信念があり、モノや人や環境に対しての愛情の深さを感じ、惹きつけられる魅力的な感性があります。まるで神様のようと言われる理由が分かりました。

 

ヴィナイオータを代表する造り手『ラ ビアンカーラ』

 

ヴィナイオータと言えば、ワイナリー『ラ ビアンカーラ』。
造り手のアンジョリーノ・マウレ氏との出会いは長い付き合いになるそう。

(ヴィナイオータの資料より)
いわゆる一般的な白ワインとは一線を画す、分かりやすい果実味はなく、鉱物と塩気と果実が混在した味わい&香り…。その圧倒的な飲み心地から“ワイン界のポカリスエット”の異名(?)を持つ「サッサイア」がきっかけとなり、こういうワインに興味を持ったという人は、古今を問わず、日本には本当にたっくさんいるのではないでしょうか?造り手、ラ ビアンカーラのアンジョリーノ マウレと出会ったのは会社設立2年目(ヴィナイオータは1998年設立)のことで、かれこれ17年の付き合いになります。(2015年現在)

 

私達は一緒に成長してきた

アンジョリーノの奥さん、ローザマリーアはいつも「私達は一緒に成長してきたのよ。」と言ってくれます。それは、ラ ビアンカーラとヴィナイオータは同時期に、そして持ちつ持たれつの関係で、一緒に成長してきたということ。

 

産地:イタリア ヴェネト州


左:メルロー2013(赤)¥5,800+税
品種:メルロー100%


右:サッサイア2019(白)¥3,100+税
品種:ガルガーネガ100%

 

お弟子さんのワインも美味しい!

 

造り手:ダニエーレ・ピッチニン(ヴェネト州)

アンジョリーノ・マウレのもとに出入りし、ワイン造りを学んだ造り手です!
2006年がファーストヴィンテージという若い造り手ですが、自身の故郷であるサン・ジョヴァンニ・イラリオーネの土着品種ドゥレッラの可能性を信じ、個性的で美しいワインを造っています。
自然に敬意を払った畑仕事、人為的な介入を極力排した醸造によってワインは造られています。

自然な造りのワインならではの飲み心地のよさ、ゆたかな旨みといった、サッサイアをはじめとしたアンジョリーノのワインに通じるところもありながら、しっかりと独自の個性を感じさせてくれるワインです。ぜひお楽しみください!

左:ビアンコ ムー二2018(白)¥2,500+税
品種:シャルドネ、ピノ・グリージョ、ドゥレッラ

個人的に好きなワインです。
私のプロフィールでも紹介しておりますが、抜栓して1か月後に飲ませていただいたことがありました。開けて数日経った方が美味しいとは聞いていたのですが、旨味が凝縮されていたのに驚きました‼


右:モンテマーグロ2017(白)¥3,100+税
品種:ドゥレッラ100%

モンテマーグロはダニエーレ・ピッチニンがドゥレッラ100%で造る白ワイン。10月第1週に収穫した標高の低い区画の選りすぐりのブドウと10月第3週に収穫した標高の高い区画のブドウを使用。醗酵がスタートするまでの短い期間のマセレーション(約12時間)、その後生産量の半分は木樽で、残り半分はステンレスタンクで醗酵、熟成も半量大樽、残りはステンレスタンクにて。
強い酸のあるドゥレッラの研ぎ澄まされた味わいの奥から、葡萄の旨みがあふれます。

 

 

左:ビアンコ ルーゴリー2018(白)¥2,600+税
品種:ガルガーネガ100%

造り手:ダヴィデ・スピッラレ
ワイナリーに学生時代から出入りし、そのワイン造りを間近で学んできたダヴィデ・スピッラレ。
自然に最大限の敬意を払ってワイン造りを行っています。畑ではボルドー液以外の薬剤を一切使用せず、ワイナリーでも瓶詰め時に2酸化硫黄をごく少量添加するのみ。

ビアンコ・ルーゴリは、収穫、除梗、圧搾後、スキンコンタクトの状態で18 時間静置した後に使い古しのバリックへと移されアルコール醗酵、熟成。ノンフィルターで瓶詰めされます。
自然でいきいきとした味わいを持ち、時間が経つごとに果実の力が表れてくるワイン、ぜひ時間をかけてお楽しみください。


右:プリ2017(白)¥3,000+税
品種:ガルガーネガ100%

造り手:イル カヴァッリーノ 
当主のサウロ マウレは1985年生まれ。牛など家畜の肥育を生業とするサウロの父リーノはラ ビアンカーラのアンジョリーノ マウレとは旧知で、青年期にジャズバンドを組んでいた仲。自然環境と調和を図った農業への取り組みや人為的な関与を極限まで排しての醸造など、アンジョリーノのワイン哲学が垣間見える話を父リーノから初めて聞いた時、とても感動し、強い共感を覚えたサウロ。リーノの一家が所有していたブドウ畑を譲り受けたことでワイナリーとしての活動をスタートさせ、今現在はガンベッラーラと隣接する集落、モンテベッロヴィチェンティーノにある畑で白ワイン用のブドウを、ダニエーレ ポルティナーリのいるコッリ ベーリチで赤ワイン用のブドウを栽培している。2011年がファーストヴィンテージ、セラー建設の許可がなかなか下りないため、2015年まではアンジョリーノのセラーで醸造を行っていた。 畑とセラーでの仕事は、ボルドー液以外の一切の薬剤を使用せず、そのボルドー液の使用量も減らす試みをし、添加する酸化防止剤の量も極限まで少なくするか完全無添加でボトリング。2014年は、ガルガーネガ、ソーヴィニョン、ドゥレッラ、ピノグリージョで造るグランセルヴァ、厳選したガルガーネガで仕込むプリ(愛娘プリシッラの愛称)とメルローとカベルネ ソーヴィニョンのカ ロンバルダの3種類をリリース。

 

他にもおすすめワインがございます。
ご来店をお待ちしております。

 

このブログを書いた人
岩野優子(住宅ライフスタイル事業部)

丁寧に生きる事、日々自分自身を作り上げていく事を大切にしたいと思います。

クロワッサンの店で買ってよかったもの:かまどさん
極めたい料理:煮魚
衝撃的なワイン:ビアンコムーニ2012(だったか?)開けて1ヵ月後のものを飲ませてもらった時、何か突き抜けた!自然派とはこんな感じか~‼と、味というより感覚が忘れられません。

この記事をシェア: