食と料理
2025/01/30

新しいワインが入荷しました!

このブログを書いた人
岩野優子(住宅ライフスタイル事業部)

こんにちは。クロワッサンの店の岩野です。

あっという間に1月も終わりですね。
年末年始もついこの間のようです。


年末はヴィナイオータのワインを必ず持ち込んで乾杯するのですが、今回はお盆に開けたワインが半分以上残っているとのことで、それを期待することにしました。
そのワインがこちら!

Paone (パオーネ)2021(白)

開けたての華やかさは薄まりましたが、蒸留酒のような深い味わいと飲みやすさがあり、あっという間に飲み干してしまいました。意外とお寿司に合います。
改めて自然派ワインの潜在性の高さを感じました。

 

久しぶりに『ラ ビアンカーラ』のワインが入荷しましたのでご案内します。

 

ラ ビアンカーラのワインが勢ぞろい!

左から、
ロッソマシエリ2023(赤)¥3,740税込
品種:メルロー、タイロッソ
ロッソ マシエリは、収量がある程度見込めるメルローと地元の品種タイロッソをブレンドしたワイン。 かつては他の品種もブレンドされていたが現在はこの2品種で造られている。
ステンレス製の発酵槽にて5日ほどのマセレーションとアルコール醗酵。圧搾後、ステンレスタンクで8か月間熟成させた後にボトリング。SO2は基本無添加だが、ヴィンテージによっては添加する判断をすることもある。

マシエリ2023(白)¥3,080税込
品種:ガルガーネガ
Masieriに使われるブドウは、Sassaiaと同じ畑のブドウで彼が目指す完熟のレベルに達していないブドウと、Sassaiaの畑に隣接する、ペルゴラという棚仕立ての畑でとれたブドウを使用。 Masieriも区画の名前で、”石壁に挟まれた坂道”という意味で、実際に石壁のある急な坂道の脇に棚仕立ての畑がある。
ダイレクトプレスしたモストをステンレスタンクにて醸造。翌年の3月~6月にボトリング。基本的に酸化防止剤無添加(ヴィンテージによってはボトリング時に極少量を添加)。ノンフィルター。

サッサイア2023(白)¥3,960税込
品種:ガルガーネガ
サッサイアに使われるブドウの畑は彼の家の近くにあるパーセルを中心に、標高150m近辺にある。仕立てはグイヨ。彼の家の近くのパーセルが石(Sassi)がごろごろしていたためにSassaiaと呼ばれており、ワインにもサッサイアと付ける。
ブドウを除梗し、ステンレスタンクにて24~36時間のマセレーション。圧搾後、30hlのオーク樽にて発酵の続きと熟成、翌年9月にボトリング。基本的に酸化防止剤無添加(ヴィンテージによってはボトリング時に極少量を添加)。ノンフィルター。

ピーコ2022(白)¥5,500税込
品種:ガルガーネガ
Picoはこの辺りの言葉で、“斜線の上部の点”を指し、そこから“最高のもの”という意味も持つようになった言葉から来ていて、文字通り彼の白ワインの最上級クラスの名前に使用。
ピーコに使われているガルガーネガは、標高250mにあるタイバーネ、ファルデオ、モンテ ディ メッツォという3つの区画から造られるワインをブレンドしてボトリング。

ガルガンゴ2023(白)¥3,740税込
品種:ガルガーネガ
長男のフランチェスコのアイデアから生まれたガルガーネガのフリッザンテ。
ブドウの凝縮度を上げるために房にハサミを入れて下部を落とし、本来なら地面に捨て置いてしまうブドウをもったないと思ったフランチェスコ、セラーへと持ち帰り、醗酵させ、それに甘口ワイン用のモストを入れて瓶内二次醗酵をさせ微発泡のワインを造ってみることに。サッサイアもピーコも造らなかった2014年から本格的にある程度の量を仕込み始めた。(2017年は瓶詰めしたものの外から見ても発泡していないことが確認できたため、一度抜栓して2018年の醗酵中の果汁を入れもう一度栓をした。)
当初はガルガーネガ80%、ドゥレッラ20%のセパージュだったが、2016年よりガルガーネガ100%。やや早摘みしたガルガーネガをダイレクトプレスして造ったワインに冷凍保存しておいたガルガーネガのモストを添加し、瓶内二次発酵を促す。酸化防止剤無添加、ノンフィルター。

 

新しい造り手のワインです!
新しい作り手のワインが入荷しています。ラベルがカッコいいと見た目から飲みたくなるワインです!
ヴィナイオータのスタッフさんにこれから来そうな造り手ということでご紹介いただきました。

ファビオ デ ボーモン(イタリア カンパーニア州)

ローマから約230km、カンパーニア州アヴェッリーノ県にあるカステルヴェテレ スル カローレは、1600年頃に時の王から拝領されたこの土地に屋敷を建てその周りに他の家々が建つようになり、徐々に町になっていきました。ボーモン家は貴族の出身で、その土地の領主でした。

1980年から1986年まで、ファビオの祖母アレッサンドラ男爵夫人が友人や数件の近所のレストランに極少数のボトル売りをしていましたが、その後はブドウ(バルベーラとアリアーニコのごく一部)を販売していたのみで、残りは自家消費用として生産していました。

2014年、ローマで法律を学んでいたファビオは、彼を含むデ ボーモン家の全員が都市部のローマやアヴェッリーノに住み、彼らのルーツであるカステルヴェテレの屋敷や土地をないがしろにしてしまっている現状を憂い、その土地伝統にもう一度 光を当てることを決意。

土地(テロワール)と伝統(ブドウ品種、一家で伝承されてきたリキュールのレシピの再現)が投影したプロダクトを理想とすることもあり、畑、セラーのどちらにおいても最小限の人為的干渉に留めるように心がけています。

海抜は500~700mで石灰質の粘土土壌。畑の面積は、一家が守ってきた高齢樹の(中には150年の高齢樹も植わる)区画と、ファビオが新たに植えた区画をあわせて、現在は4ヘクタールのブドウ畑から7種類のワイン2種類のリキュールを生産しています。2016年にフラ アメデオ(ノチーノ酒)の生産を開始、2020年には ラ バロネッサ(フィアーノで造る微発泡)とルル(アリアーニコのスパークリング)、2022年にはエウフォリーア(アリーニコで造るロゼ微発泡)の生産を開始しました。
ラベルのデザインはすべて、屋敷に使われている1600年代のタイルの模様から採用したもの。


左から、

Euforia(エウフォリーア)2023(ロゼ微発泡)¥3,850税込
品種:アリアーニコ
ラ バロネッサと同様にデ ボーモン家で伝統的に飲まれてきた、ダイレクトプレスしたアリアーニコで造るロゼの微発泡。
完全発酵し、澱がしっかりと沈んだワインに冷凍保存しておいたアリアーニコのモストを加えてボトリングし、瓶内二次醗酵をさせている。

 Lulu'(ルル)2020(L.003/21SB)(ロゼ発泡)¥5,830税込

品種:アリアーニコ
やや早摘みをしたアリアーニコで造るロゼ スプマンテ。ステンレスタンクで醗酵&熟成をさせていたワインに冷凍保存していたモストを添加しボトリング、30か月間のシューリー状態での2次醗酵&熟成の後にデゴルジュマン、目減りした分も同じワインで補填(ノンドサージュ)。

Parisso(パリッソ)2017 (赤)¥6,820税込

品種:アリアーニコ

アマローネとヴァルポリチェッラの間を行くような製法を採用。10月中旬頃の完熟一歩手前の段階で一部のブドウを収穫し、陰干しを行う。10月下旬頃に完熟したブドウをに収穫し、ごく一般的な赤ワインの醸造を行う。
翌年の1月に陰干ししていたブドウをプレスし、醗酵をスタートさせる。その約1か月半後に、それぞれの液体を約半年間の浸漬(リパッソ)を行った後に圧搾、2年樽熟成、半年ステンレスタンクで寝かせたのちにボトリング。

Zu'(ズー)2022 (白)\4,070税込

品種:フィアーノ、マルヴァジーア

フィアーノ90%、マルヴァジーア10%をプレスし、一晩マセレーション状態にした後に圧搾、ステンレスタンクで醗酵&熟成。

 

他にも新しいワインが入荷しております。
是非ご来店をお待ちしております。

 

 

 

 

 

このブログを書いた人
岩野優子(住宅ライフスタイル事業部)

丁寧に生きる事、日々自分自身を作り上げていく事を大切にしたいと思います。

クロワッサンの店で買ってよかったもの:かまどさん
極めたい料理:煮魚
衝撃的なワイン:ビアンコムーニ2012(だったか?)開けて1ヵ月後のものを飲ませてもらった時、何か突き抜けた!自然派とはこんな感じか~‼と、味というより感覚が忘れられません。

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