笹口店の片桐です。新潟は昨日入梅しましたのですが、今日は暑いくらいです。
さて、先日は伊勢丹でのイベントご利用頂きまして、ありがとうございました。
今回はその会場で初お目見えした、料理研究科の辰巳芳子さんのお薦めするすり鉢とすりこ木をご紹介します。
すり鉢の思い出・・・私は、実家で、芋汁を作るのに母が使っていた大きなすり鉢を思い出します。あの滑らかな味は、すり鉢ですっているから、何杯も御代わりしたくなりました。
さて、辰巳芳子さんのお薦めのすり鉢ですが、辰巳さんも、子供の頃、すり鉢を手伝わされている頃から、改良したいと思っていたといいます。
「すり鉢とすりこ木の接点は、わずか1センチ、時間が掛かるわりに、進まない・・という思いを実現したのが、このすり鉢とすりこ木
すり鉢は、角度を広げ、淵を広げています。それは、すりこ木棒が動きやすいように、またすりこ木棒は、先端を球状にして、より擦りやすくしました。
さて、このすり鉢を作っているのは、秋田の楢岡焼 140年余り伝統がある窯元です。地元の土を使い、昔ながらの登り窯を使って一つ一つ大切に作られています。現在他にもあった窯元がなくなり一件だけとなっているそうです。
特徴は、この釉薬、
海鼠釉呼ばれ、海の生物、海鼠の地肌に似ているため名づけられました。珍しい色です。味わいの深い色ですね。
この海鼠釉の垂れ具合がとても、いい味を出していますよ。
大きさは大 中 小三種類です。
次に、こちらの、すりこ木ですが、山形の岡村安雄さんという、木地挽木職人の方が作ってくださいます。
木地挽木職人さんというと、他に食器や、木型、こけしなども作られる方です。
すりこ木の円球を広くし、すり鉢との接点を増やし、握りやすい様に、柄を流線型にしてあります。
そう、秋田と、山形の職人さんの融合で出来上がったこちらの商品
ぜひ、一度使ってみませんか。和え物もさらに、美味しくなるはずです。
お店でお待ちしております。