こんにちは。クロワッサンの店の岩野です。
暑い日が続いていますが、少しづつ秋の気配も感じられるようになってきました。
昨日の夕方、空一面に飛行機雲。少しだけ空気が涼しいと感じる時間。
ノスタルジックな気分に浸れ、秋を感じるひと時でした。
とは言え、まだまだ残暑厳しい…。
美味しいワイン飲みませんか!!
目次
先月の試飲会で紹介されたワインの中からおすすめのものをご案内します。
左から、
ソーヴィニヨンフリッザンテ2022(微発泡白)¥3,740税込
パオーネ2021(白)¥3,960税込
カリペ2020(赤)¥7,150税込
です。
それぞれご紹介します。
畑は火山性土壌で、栽培するブドウは伝統品種であるフィアーノのみ。ブドウは収穫後、除梗せずにソフトプレスを施し、2時間ほどの果皮浸漬と梗からタンニンを抽出します。ステンレスタンクで醗酵させ、澱引きすることなく8~12ヶ月の熟成の後にごく少量の酸化防止剤を添加しボトリング。
完熟した洋ナシのような果実、アーモンドやハチミツなどのアロマが豊かに広がります。
口当たりもまろやかで、穏やかで美しい酸のある、たっぷりとしたエレガントな味わいが楽しめます。
パオーネは、この地方の方言で「クジャク」を意味しており、クジャクを飼っていた男爵家にちなんで名付けられた。(輸入元資料より)
カリペ2020(赤)
ピノ ネーロ100%で造るワイン。2019ヴィンテージまでは、品種名をワイン名としていましたが、2020ヴィンテージからはカリペを名乗ることに。カリペは、ヒマラヤ山麓に暮らすシェルパが山へ歩みを進めようとしている人に対して使う言葉で、“着実な一歩”を指します。ブドウが植えられたことのない区画にその土地の伝統と何のゆかりもない品種であるピノ ネーロを植えたダニエーレは、急いで結果を求めぬようにと自戒の意味を込めて、こういった名前にしたのかと。カリペ(ピノ ネーロ)には、圧搾前にフリーランで出てきたワインのみを使用してするようになり、その恩恵に与ってか、リリース当初から恐ろしく滑らかな飲み心地のワインに。
(輸入元資料より)
1000年以上前からこの地域で栽培されていたことが確認されている白ブドウ品種、ドゥレッラ。もともとはRabiosa(ラビオーザ、過激な、の意)と呼ばれていたそうで、名前通り、鋭い酸、強いタンニンが特徴の品種で、それゆえ敬遠され、国際品種のシャルドネか同じ土着品種でも もっと知名度のあるガルガーネガに植え替える人がほとんどで、未だにドゥレッラを栽培するのは、その酸を活かしたスプマンテを造る人くらいだそうです。
ダニエーレ・ピッチニンは、もともとレストランの共同経営者の一人としてソムリエをしていましたが、ラ・ビアンカーラのアンジョリーノをはじめとする造り手たちのワインと出会い、それまでのワイン観を大きく覆されます。
アンジョリーノのもとに足繁く通うようになり、畑仕事からセラー仕事を手伝い、ついには自らのワインを造る決心をし、2006年にレストランの権利を売却。
アンジョリーノ本拠地、ガンベッラーラでやる選択肢もあったのですが、「生まれ育った場所の土着品種(ドゥレッラ)の復興を願って」自らの生まれ故郷であるサン・イヴァン二・イラリオーネをワイン造りの地として選びました。酸が強いドゥレッラでもしっかりと完熟した健全なブドウならば、偉大な白ワインを造ることができるということを証明すべく、甘えが出ないよう何の相談もなく師匠のもとを離れた若き生産者。
デビューして間もない頃から既に、その光るセンスで不動の人気を博しています。
他にもおすすめのワインを取り揃えております。
ご来店をお待ちしております。